「ゼロから始めるジャズドラム」スティック編

ジャズ

「ゼロから始めるジャズドラム」というシリーズ記事をこれからスタートさせていきます!

ジャズドラムに関することをゼロから始められるように書き進めていくのですが、まずここで言う「ゼロ」の定義から進めていきたいと思います。

「ゼロ」とは「ドラムを叩いたことのない初心者」です!

なのでスティックの持ち方、ドラムの椅子(スローン)の座り方、姿勢、などなど、基礎の基礎からスタートしていきます!

そこからジャズの基本的なビートの叩き方、ブラシの使い方、コンピング(フィルイン)の入れ方、4バースや8バース、ドラムソロ、3拍子、7拍子、変拍子、などなど、ジャズドラムに関することをひたすら書き続けていきたいと思います!

このシリーズを読んで練習していくことで、ジャズの基本的なことはすべてできるようになるぐらい、詳しく記事を書いていこうと思うのでよろしくお願いします!

早速まいりましょう!

まず最初はスティックを買いに行くところからです!

スティックがないと始まらない!

まずはドラム初心者の人はスティックを持っていないと思いますので、スティックを買いましょう!

知り合いや友人からいただいてしまうのもアリですが、自分の使うスティックがどんなものか知っておく事も大事なので、できれば自分で買いに行くほうが良いと思います!

だいたい値段は1組で1000~1500円ぐらいです。

ネットでも注文できますが、はじめてのスティックは実際に楽器屋さんに足を運んで触ってみて選ぶことをお勧めします!

(スティックの選び方に関して、以前こちらのブログでスティックの選び方を詳しくまとめてみた記事がありますのでそちらも参照していただきたいのですが、その記事よりさらに初心者に向けて書いていきたいと思います!)

(以前のスティックの選び方に関する記事はこちら→前編後編

選んではいけないスティック

たくさん種類があるスティックの中でも選んではいけないものがあります。

まず一つはティンバレススティックです。

本来のドラム用スティックの形は先端に向かって細くなっているのですが、このティンバレススティックは形が特殊で根元から先まで全く同じ太さになってます。

ポッキーやプリッツみたいな見た目です。

これはドラム用ではなくティンバレスというラテン音楽で良く使われるパーカッションのために使うスティックなので、選ばないようにしましょう!

もう一つの選んではいけないものはマーチングスティックです。

このマーチングスティックもドラムセット用ではなく、歩きながら楽器を担いで演奏するマーチングバンドで使われるスネアドラム(小太鼓)のためのスティックで、ドラムセットで使うにしては太すぎます。

むやみに太いスティックを使ってしまうと楽器を傷つけることにもなってしまうので、こちらも選ばないようにしましょう!

最後に選んでいけないものは「ブラシ」と「マレット」です。

この二つはそもそも見た目が全く違うのでスティックと間違えて選んでしまうことはないと思いますが、念のため!

まず「ブラシ」はその名前の通り、先端が毛のようになっているものでジャズでは良く使われる物です。

続いて「マレット」は先端がフェルトやゴムなど違う素材でできている物です。

どちらもジャズで使う機会はあるので後々必要になるとは思うのですが、まずはスティックに慣れないといけないので、買うのはまたの機会にしましょう(笑)

スティックの基本的なサイズ

選んではいけないスティックについてご説明しましたが、それでもスティックは何百種類もあってどれを選べばいいかわからないと思います。

ですが、ドラムのスティックには基準となるサイズが2種類あるのでそのサイズをまずご紹介します。

その2種類のサイズは「5A」「7A」と呼ばれるサイズです。

ドラムのスティックを作っているメーカーはいくつかあるのですが、ほとんどのメーカーでこの「5A」「7A」サイズのスティックが作られています。

それぞれの太さと長さはこちら

「5A」直径14.4mm、長さ406.4mm

「7A」直径13.7mm、長さ393.7mm

メーカーごとに若干の違いはありますが、ほとんどが同じ太さと長さです。

2つのサイズを比べてみると「5A」のほうが太く長いスティックで「7A」のほうが細く短いスティックとなっています。

どちらも良いサイズ感のスティックであることは間違いないのですが、個人的に初心者の方へお勧めするのは「5A」のスティックです。

「7A」のスティックも素晴らしいスティックなのですが、ドラムスティックの中でも特に短い部類のスティックになるので、「7A」の短さを基準にスティックを選んでしまうと、それより短いスティックは圧倒的に少なく、選択の幅が狭まってしまうのであまりお勧めしません。

なので初心者の方でどのスティックを使えばいいかわからない!という方は「5A」と呼ばれるサイズのスティックを選びましょう。

スティックのチップ

さてスティックのサイズは「5A」をお勧めしましたが、同じ「5A」でもまだ違いはあります。

それはスティックの「チップ」と呼ばれる部分のことです。

チップとはスティックの先の部分のことでいろんな形をしたチップがあります。

メジャーなのは写真の4種類の形のチップで、丸いもの、四角いもの、先が尖っているものなどいろんな形をしたチップがあります。

チップは形や大きさで叩いたときの音が変化していくのですが、初心者の方はどのチップを使っても良いと思います!

それぞれのチップにも良いところはあるので、何となくでも良いので自分で気に入ったチップのスティックを選びましょう!

スティックの材質

さてスティックの太さ、長さ、チップについてわかりましたが、もう少し気を付けるところがあります!(ここを超えればあとちょっとです!)

それはスティックの材質です。

皆さんご存知の通り、スティックのほとんどは「木」でできているのですが、使われている木の種類によって叩いたときの音や感触が変わってきます。

良く使われている木の種類は「オーク/Oak」「ヒッコリー/Hickory」「メイプル/Maple」の3種類です!

それぞれの木の種類の違いについて軽く説明すると、

「オーク」重くて固い。大きな音が出やすい。頑丈。

「ヒッコリー」定番中の定番。適度な重さとバランス感。

「メイプル」軽くて繊細。柔らかく明るい音を出しやすい。

こんな感じです!

個人的にはジャズをやるのであれば、メイプルのスティックもおすすめしたいところなのですが、初心者の方は迷わずヒッコリーを選んでください!

現在販売されているスティックのほとんどがこのヒッコリーでできてます!

それぐらいヒッコリーはメジャーでスタンダードです。

ヒッコリーを選んでおいて100%損はないです!断言します!

だいたいの楽器屋さんはスティックの値札のところに、スティックの名前、サイズ、材質を載せてくれているので、それを見て確認するか、わからなければスティックに印刷されているロゴを見て確認するかで材質などがわかると思います!

それでもどうしてもわからない場合は店員さんに聞いてみましょう!

デザイン

最後にお勧めする選び方はデザインです。

元も子もないかもしれませんが、いくらこのブログでオススメのスティックを紹介されたところで、見た目が気に入らなかったら嫌じゃないですか。

どのスティックが一番良いかという質問に一言で答えるとするなら「自分が一番気に入ったスティック」なので、実際にスティック売り場に行って一目ぼれしたスティックがあれば絶対にそのスティックを選ぶべきです!

これからドラムを続けていくのなら、好きなスティックでテンション上げて練習するのが一番です。

最近はいろんなデザインのスティックがありますので、自分に正直に好きなスティックで練習しましょう!

今回の記事はここまで!

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次回もお楽しみに!

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